「悪の脳科学」 中野信子
「悪の脳科学」 中野信子
寮の前に大きな書店があったので、この一冊購入。
本書では、藤子不二雄の名作「笑うせぇるすまん」で出てくる喪黒福造とういキャラクターを分析しながら、だまし・誘惑の仕方を脳科学の視点で考察していく流れです。
私たちは、凹凸のない平凡でつまらない人生よりも、誰もが味わったことのないような世界を望んでしまいます。そう思うのが人間の本質であるということが本書を通じて感じました。だからこそ人は物語を求め、虚構に代価を支払ってそれをまた味わおうとします。
「笑うせぇるすまん」から抜粋して話が展開されていますが、是非この漫画を読んでみたいと思った。ドラえもんの作者でもある藤子不二雄は本当に人を見る目が研ぎ澄まされているなと感じました。
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