「心を整える」長谷部誠
「心を整える」長谷部誠
サッカー日本代表元キャプテンである長谷部誠による自己啓発書。
中学生時代に、当時の日本代表キャプテンの長谷部に憧れがあり、少ない小遣いながら購入した本です。約10年ぶりに再読しました。
中学生の時に読んでみると今とでは、捉え方・感じ方が変わったことが実感できました。
中学の時はただ単純に「長谷部かっこいいなー。」ってだけで終わっていた気がします。。
著者はよくも悪くも自分の強み・弱みを理解している方だと思います。そもそも心を整える習慣があるのも、自分自身弱い人間だと認識しているから。著者はサッカーのプレーでも実生活でも強み・弱みをよく理解できている。世界をフィールドに戦ってきたプレイヤーはやっぱり内から築き上げる土台がしっかりしていますね。自分自身の内なる弱さを認め、それと向き合っていくという考えそれ自体が著者の強みだと思いました。強がっていてもすぐにいっぱいになってしまいますし、自分の弱さを知ってこそ人は他人に優しくできるものだと思います。
僕自身、人から頼まれたことは最後までやりきる責任感はあると思いますが、周囲の期待に応えようとするあまり、自分を追い込みすぎてしまうことがあります。その要領の悪さ(弱み)を見せずに模範生を演じてしまうのです。著者を見習い、弱みを隠さず、強みに変えていける力を持っていきたいです。
本書を通じて著者が代表のキャプテンに就任される理由がよくわかります。内からあふれ出る自信がヒシヒシと感じられました。全てが真似できる習慣ではないけど、新しい価値観・考えに触れられたので良かったです。
追記
著者が本書でおすすめしていた「超訳 ニーチェの言葉」が僕の読書を始めたきっかけになった本だったので驚きました。 ニーチェの言葉に出てくる話がいくつか取り上げらているところもあり、共感しながら読めました(笑)
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